A WINGED VICTORY FOR THE SULLEN のトレードマークのひとつだったピアノは、ほんの数曲で使用されているのみで、40人編成のストリングスを中心に、モジュラー・シンセとアダムがギターで生成する七色のアンビエント・ドローンによって構成された本作は、これまで A WINGED VICTORY FOR THE SULLEN が築き上げてきたポスト・クラシカル〜アンビエントを引き継ぎながらも、アナログのエレクトロニック・サウンドの探求によるシネマティック・サウンドへと拡張した意欲作です。
A WINGED VICTORY FOR THE SULLEN プロフィール
ソフィア・コッポラ監督作品『マリー・アントワネット』のスコアで知られるアメリカ人ピアニスト、ダスティン・オハロランと、アンビエント〜ドローンの代表格とも言えるスターズ・オブ・ザ・リッドのアダム・ブライアンバウム・ウィルツィーという優秀な作曲家ふたりによるプロジェクト。2007年に共通の友人である元ジャルディーニ・ディ・ミロのフランチェスコ・ドナデッロを介してふたりは出会い、コラボレーションに発展。2011年にはErased Tapes RecordsとKrankyからニルス・フラーム、ピーター・ブロデリックらも参加したデビュー・アルバム『A Winged Victory For The Sullen』をリリースし、世界中のプレスで称賛された。
2014年には英国ロイヤルバレエ専任振付師ウェイン・マクレガーの作品『Atomos』のスコアとして作られた2ndアルバム『Atomos』をリリース。ピアノ、ストリングス、ギターに加え、エレクトロニクスやモジュラー・シンセサイザーなどを導入し、エレクトロニック・ミュージックの要素を大胆に取り入れることでアンビエント〜ドローン〜ポスト・クラシカルのその先の極点を志した意欲的な傑作となった。2015年にはメアリー・アン・ホッブスのキュレーションによるBBCプロムスに出演。約6000人収容のロンドンのロイヤル・アルバート・ホールがソールドアウトになった。2016年10月にははじめての来日ツアーをおこなう。
ダスティン・オハロランはTVシリーズ『Transparent』の主題歌で2015年にエミー賞を受賞。アカデミー賞作曲賞に2年連続でノミネートされたヨハン・ヨハンソンにつづく作曲家として期待されている。アダム・ブライアンバウム・ウィルツィーは2016年11月にマイク・プランケット監督の映画『Salero』のスコアとして作られたソロ作をリリースした。
- CDとアナログがあります。フォーマットを選択しご購入下さい。
- CD国内流通盤はボーナストラック2曲のダウンロード・コードつき
Track listing:
1. Prologue Iris / 2. Retour Au Champs De Mars / 3. Fantasme / 4. Gare Du Nord Part One / 5. L’embauche / 6. Le Retour En Foret / 7. Metro Part Three / 8. Flashback Antoine / 9. Galerie / 10. Le Renversement / 11. Normandie / 12. Comme On A Di
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