ダブ平＆ニューシャネル+JUKE/19. / DAB-HEI & NEW CHANELL + JUKE/19. Live rec. at TAD 2023. 9.18 (2CD box)

｢大竹伸朗展」巡回最終日に行われた「ダブ平＆ニュー・シャネル+JUKE/19.」によるパフォーマンスを収めた CD ２枚組ボックス『DAB-HEI & NEW CHANELL + JUKE/19. Live rec. at TAD 2023. 9.18』。

ダブ平＆ニューシャネル+JUKE/19.『DAB-HEI & NEW CHANELL + JUKE/19. Live rec. at TAD 2023. 9.18』。美術家・大竹伸朗の美術・音楽作品「ダブ平＆ニュー・シャネル」と「JUKE/19.」による演奏を収めた CD ２枚組ボックス。今作品は、2022 年に国立近代美術館から始まった「大竹伸朗展」巡回最終日、富山県美術館で行われた「ダブ平＆ニュー・シャネル+JUKE/19.」のパフォーマンスを CD ２枚に収めたものです。

｢ダブ平＆ニュー・シャネル」はステージ的構造の立体に幾重にもコラージュされた美術作品でもあり、作品の一部として設置されたギター、ベース、ドラムス、キーボード、ターン・テーブルが全てリモート・コントロールされバンドのように機能し演奏される音楽演奏装置でもあります。そのステージが丸ごと巨大な作品となった驚愕のサウンド・システムです。かつてはこのシステムに ∈Y∋ (BOREDOMS) がフィーチャリングされデストロイ・オール・モンスターズと共演、内橋和久との共演は CD 作品「内ダブ」としても発表されています。

収録された演奏では、80 年代初頭より大竹伸朗と共に JUKE/19. をやっていた盟友・遠山俊明が自作の改造楽器群を持ち込み、ダブ平＆ニューシャネルの演奏に乱入、その演奏はそれまでのダブ平＆ニューシャネルだけではありえない、全てを飲み込むブラックホールのような音世界に突入し、JUKE/19. から始まる大竹音楽の歴史が一気に凝縮されたような強烈なものになりました。インダストリアルな質感が充満した音塊に大竹伸朗の演奏も加わり、混沌とした音像が生まれ、圧倒的な音響空間に仕上がっています。

｢内ダブ」と同じような体裁のボックスに資料と 12 枚のカードが封入され、一つの作品としても鑑賞することが可能な像に仕上がっています。