LAWRENCE ENGLISH の『For/Not For John Cage』。Room40、Someone Good レーベルを主宰し、Touch や 12k からリリースを行っているサウンド・アーティストの LAWRENCE ENGLISH が、Richard Chartier のレーベル Line より2012年にリリースした、ジョン・ケージの生誕100年を記念するアルバム『For/Not For John Cage』。

ジョン・ケージの生誕100年記念する本作は、LAWRENCE ENGLISH と映像作家の Scott Morrison の２人でジョン・ケージの映画「One11」をケージ風のアプローチで映像／音楽を再現するところから始まりました。この作業によりサウンド部分の主部がより明確となり、ケージの情熱、特に禅や仏教への興味を濃密に描きだすことができ、本作に収録されている楽曲への制作へと導かれたそうです。収録されている楽曲は多かれ少なかれケージの影響を受けたサウンドとなっていますが、LAWRENCE ENGLISH による新たな探求や見解とケージのアイデアが融合したミニマル・ドローン。ジャケットもケージへの敬意をあらわしたキノコの写真。

TRACKS:
Jansia borneensis (05:09) / Otidea onotica (04:12) / Hygrophorus russula (05:35) / Naematoloma sublateritium (03:08) / Coprinus comatus (04:40) / Amanita inaurata (04:51) / Gymnosporangium (04:32) / Entoloma abortivum (06:14)