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大竹伸朗・JUKE/19 - PUZZLE PUNKS 特集!

美術家・大竹伸朗が '80 年代に結成した伝説のバンド『JUKE/19』の音源ヴァイナル再発と PUZZLE PUNKS 新作を特集!

東京国立近代美術館で「全景」展 (2006年) 以来の大規模な個展「大竹伸朗展」(2022.11.1 - 2023.2.5) が開催された美術家・大竹伸朗が 80 年代に結成した伝説の No Wave バンドで、日本の前衛音楽史において最重要の一つとも言えるバンド『JUKE/19』音源が、オリジナル・リリース以来初となるヴァイナルでの再発となり、∈Y∋ (BOREDOMS) とのユニット PUZZLE PUNKS の新作が 16 年ぶりにリリースされました。この機会にぜひそれらの作品をご堪能いただきたく特集ページを組みました。19/JUKE のヴァイナル再発は、全て特殊ジャケット仕様となっていまして、オリジナルや CD ボックスを持っている人も絶対に見逃すことができない素晴らしい再発となっています。

JUKE/19

大竹伸朗が美術家としてのキャリアをスタートする以前の音楽ユニット。ブライアン・イーノがプロデュースしたコンピレーション「No New York」にヴィヴィッドに即応し作品化した稀有なバンドで、その後のボアダムスなどに圧倒的に先駆ける、既成音楽のセオリーやフォーマットを破壊、回避、再構築した、非音楽・非楽曲を標榜した音は現在の耳で聞いても衝撃です。1979年から1982年の間に、「Juke (1980年)」、「Ninety Seven Circles (1981年)」、「Sound Track (1982年)」、「Pieces (1982年)」合計4枚のLPと1枚のシングルを発表し、その間ライヴは2回行われたのみでバンドは崩壊し、その後、大竹伸朗は美術家として歩みを始めました。その伝説的『JUKE/19』の全作品は90年代に一度 CD BOX としてリイシューされたきりでしたが、遂にヴァイナル再発されました。すべて特殊な装丁に改められて発表。

*アートブック「EZMD (1987年)」に付属していたカセットテープも JUKE/19 による音源で、1991年CDで再発。今回初のLP化。
*2004年に未発表音源がCDリリースされています。こちらも今回初のLP化。

PUZZLE PUNKS

大竹伸朗とボアダムス、ハナタラシ、ネイキッド・シティなどでも知られる ∈Y∋ (Yamatsuka EYE) という、現代美術界から地下音楽界までを軽やかに越境しながら長年に渡り孤軍奮闘している、日本が誇るカルトアイコンふたりによる伝説のバンド。これまで「Budub (1996年)」、「Pipeline: 24 Smash Hits By 24 Puzzle Punk Bands (1996年)」、「Puzzoo (2006年)」、「Puzzpunn (2022年)」という4枚のアルバムをリリース。

ダブ平&ニューシャネル

「ダブ平&ニュー・シャネル」はステージ的構造の立体に幾重にもコラージュされた美術作品でもあり、作品の一部として設置されたギター、ベース、ドラムス、キーボード、ターン・テーブルが全てリモート・コントロールされバンドのように機能し演奏される音楽演奏装置でもあります。そのステージが丸ごと巨大な作品となった驚愕のサウンド・システムです。かつてはこのシステムに ∈Y∋ (BOREDOMS) がフィーチャリングされデストロイ・オール・モンスターズと共演、内橋和久との共演は CD 作品「内ダブ」としても発表されています。