ARTURAS BUMSTEINAS による劇場用ノイズ・マシンを使用した作品『Bad Weather Long Play』。
Arturas Bumšteinas の『Bad Weather Long Play』。本作は、バロック・シアターの劇場用ノイズマシンを再構築するプロジェクトに携わっているグループによるサウンドアートのパフォーマンスの、公演、リハーサル、サウンドチェックなどからコラージュされアルバム化された作品です。このプロジェクトの始まりは、2017年にリトアニアのアーティスト Arturas Bumšteinas が劇場の大工 Ernestas Volodzka と協力して、風、雨、海、雷の模倣装置を再現したことからです。そして、2008年に設立された複数の学問、多様な芸術が関わるコラボレーションを通じて、劇場の新たな創造とプロモーションに特化したプロダクションである OPEROMANIJA の委託により「Bad Weather」は制作されたました。
バロック時代、ノイズマシンは舞台の幻影のごく舞台裏に潜み、観客には見えませんでした。一方、「Bad Weather」では、それらはスポットライトを浴びて、コンセプチュアルな気象生成者となります。スコアとして機能する様々な世紀の気象マップ、チャートに合わせてマシンが演奏されアンサンブルを奏でます。
本作『Bad Weather Long Play』は、2017年から2019年までのさまざまな録音デバイスで記録された、プロジェクトに関連するパフォーマンス、リハーサル、サウンドチェックおよびその他イベントのサウンド・マテリアルからコラージュされたアルバムとなります。通常の音楽LPにあるA、Bのようなサイド分けはされていませんので、任意の流れで再生してくださいとのこと。
プロジェクトのさまざまな段階の写真と Salome Voegelin によるライナーノーツを含む、印刷されたインナースリーブと、Ivan Cheng の台本が再現されてた8ページの小冊子が付きます。
Arturas Bumšteinas (1982年 リトアニア・ビルニュス生れ)
音、音楽、芸術の交錯する地点で活動するアーティストです。彼の実践には、パフォーマンスサウンドアート、ラジオアート、展示、実験的なアコースティックおよび電子音楽が含まれます。Refusenik 名義でも Bôłt レーベルなどから音楽作品を発表しています。
Direction, mixing and composition - Arturas Bumšteinas
Theather weather noise machines performed by - Ivan Cheng, Gailė Griciūtė, Greta Grinevičiūtė, Alanas Gurinas, Aaron Kahn, Paulius Markevičius, Rūta Junevičiūtė.
Libretto - Ivan Cheng
Live sound processing – Antanas Dombrovskij
Live sound design – Ignas Juzokas
Light design – Julius Kuršis
LP design – Alexander Meyer
Liner notes - Salome Voegelin
LP Mastering – Arūnas Zujus
Tracklist
some side. Bad Weather Long Play 23:43
other side. Bad Weather Long Play 19:16
REVIEW
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