Hildur Guðnadóttir、James Ginzburg (Subtext、Emptyset)、Rully Shabara (Senyawa)、Sam Slater から成るスーパーグループ OSMIUM のデビュー・アルバム『Osmium』。

OSMIUM のデビュー・アルバム『Osmium』。アイスランド出身の作曲家兼チェリスト Hildur Guðnadóttir、Emptyset の一人 James Ginzburg、Senyawa のボーカリスト Rully Shabara、そして様々な映画作品に関わる Sam Slater から成り、自らを儀式的エレクトロメカニカル・アンサンブルと称する OSMIUM のデビュー・アルバム『Osmium』。メタリックなドローン、鋭いリズム、そしてバイオメカニカルなボーカルを駆使し、磨き上げられたエレクトロアコースティックを紡ぎ出し、固定された未来像に抗う型破りな音の探究へと誘います。

人間と機械、伝統と進歩、個人と集団の表現といった関係性への問いに突き動かされながら、それぞれの経験と知識を先進的な音の探求へと注ぎ込んでいます。彼らの音楽はフォーク、ドゥームメタル、20世紀のミニマリズム、インダストリアル、エクストリームノイズなど様々なジャンルから影響を受けていますが、特定のジャンルに収斂することはありません。

Jóhann Jóhannsson、Angel、Mum、Hauschka などとのコラボレート、「Joker」や「Chernobyl」などのサウンドトラック、そして Touch からリリースされた数々のソロ・アルバムで広く知られる Hildur Guðnadóttir は、Halldór Úlfarsson が設計した演奏者が不安定なフィードバック・ループを操ることを可能にする、チェロのようなユニークな電子音響楽器 Halldorophone を演奏。

Jóhann Jóhannsson、Valgeir Sigurðsson、Ben Frost らと活動してきた Sam Slater は、KOMA Elektronik と共同でカスタム設計した自己発振ドラムを用いてリズムを生み出し、Subtext のボスであり Emptyset のメンバーでもある James Ginzburg もそれに呼応し、古代の単弦共鳴器・モノコードをベースに独自開発した装置からタンブラのような響きを生成。

OSMIUM では、カスタマイズされたシステムを用いて３つの個性的な楽器を同期させ、彼らの即興演奏と実験を支える基本的なリズムを生成しています。この不安定な集団の中心にいるのは Rully Shabara (Senyawa) で、彼の声はバンドのコンセプトと感情の支点となっています。

Tracklist
Side A - 1. OSMIUM 0 / 2. OSMIUM 1 / 3. OSMIUM 2 / 4. OSMIUM 3
Side B - 1. OSMIUM 4 / 2. OSMIUM 5 / 3. OSMIUM 6 / 4. OSMIUM 7