PUZZLE PUNKS でもお馴染み、美術家・大竹伸朗が'80年代に結成した伝説のバンド『JUKE/19』の大傑作セカンド・アルバム『Ninety Seven Circles』が遂にヴァイナル再発。
JUKE/19 の『Ninety Seven Circles』がヴァイナル・レコード再発。ヤマタカEYE (BOREDOMS) とのユニット PUZZLE PUNKS でもお馴染み、美術家・大竹伸朗が'80年代に結成した、伝説の NO WAVE、日本のアヴァン・ミュージック史上最重要とも言えるバンド『19/JUKE』。このセカンド・アルバムは JUKE/19 の作品中でも避けては通れない傑作と言える1枚です。こちらも美しいジャケットに仕上がっています。東京国立近代美術館で「全景展」以来の大規模な個展が開催され、EYE (BOREDOMS) とのユニット PUZZLE PUNKS の新作もリリースされた美術家・大竹伸朗が、その美術家としてのキャリアをスタートする以前の音楽ユニットが JUKE/19。「NO NEW YORK」に最も早くヴィヴィッドに反応し、作品化した稀有なバンドで、その後のボアダムスなどに圧倒的に先駆ける、既成の音楽のセオリーやフォーマットから逸脱し、非音楽・非楽曲を標榜した音は現在の耳で聴いても衝撃です。
1979年から1982年の間に合計4枚のLPと1枚のシングルを発表し、その間ライヴは2回行われたのみでバンドは崩壊し、その後、大竹伸朗は美術家として歩みを始めました。その伝説的『19/JUKE』の全作品は90年代に一度 CD BOX としてリイシューされたきりでした。本作はその稀代のバンドによる全音源をアナログ化するプロジェクトで、すべて特殊な装丁に改められて発表。
このバンドが未だ正当な評価をされていないのは、日本の音楽・アートにとってとんでもない損失と言わざるを得ません。
本作は1981年に発表されたセカンド・アルバムでファーストより楽曲的でオルタナティヴ、ジャンク・ミュージックとして鋭さを増した印象の作品。
【再発の特長】ジャケットは十字に開く箱のような装丁にシルク多重刷りが施された装丁になっています。ライナーは湯浅学氏による解説を中心に、大竹伸朗氏による回顧や、当時書かれた文章、付属品も可能な限り再録しています。湯浅学と円盤の共同監修。全作品を宇波拓がアナログ用にマスタリング。
Tracklist
HEAT 0:58 / Russian Nurse 1:41 / For Several Years 3:05 / We Had Love 0:10 / They Don't Dance Much 0:56 / Brad 4:30 / Me And My Shadow 6:27 / After Dark (IDEALE) 4:50 / Barcerona 1:25 / Dog And Naught 2:17 / Two Hares 2:00 / His Daughter 2:40 / Black Olympia 2:55 / Eurasia 1:42 / Similar Mistakes 1:01 / The Curtain Never Fall 4:46 / Prelude 0:35
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