前作『Istet Serenade』ではアンプリファイドを控えめにし、アコースティックな深い響きに重きをおいていたが、今作ではサウンド合成(シンセサイズ)をしまくったエレクトロニック・サウンドで彼の新境地を聴かせているが、コアなところはやはり ROLAND P.YOUNG の哲学「アイソフォニック」が貫かれ、ROLAND P.YOUNG 独特のコンプロヴィゼイション(作曲と即興の合成語)を通じて表現されるのは、『アイソフォニック・ブギウギ』から続く彼のあの世界。ゆえに密度の濃さはディープ・リスニングにも耐えうる。また、完成する最後まで問題にしたのがサウンドの音圧と表情との事で、今もブルックリンに生きる彼のリアルさが、この攻撃的でヒリヒリした音の緊張感に現れている。
Tracklisting:
1. Thankfully
2. Caress
3. Envelope
4. Montage
5. Extension
6. Myst
7. Coast
8. Rolling
9. Motif Of
REVIEW
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