THE BUG としての活動も目が離せない低音ハードコア番長ケヴィン・マーティン率いる KING MIDAS SOUND (キング・ミダス・サウンド) が全4部作からなるコラボレーション・プロジェクト『Edition』シリーズを始動。その第一弾コラボレーション・アーティストに選ばれたのは、坂本龍一を筆頭にYMOの面々とのコラボレーターとしてもお馴染みの FENNESZ こと Christian Fennesz。不朽の名盤『Endless Summer』に感銘を受けてきた KING MIDAS SOUND の面々がフェネスのアーカイヴからインプロのギター・トラック、サンプル、未発表マテリアル等を使用し、メランコリックで荒涼としたサウンドスケープを生成した、深く美しい翳りを帯びたアンビエント作品!!先行解禁された「Waves」を筆頭に、ゆっくりとうねるドープでサイケデリックなサウンドスケープの中を漂うキキとロジャーのポエムは沈鬱でエモーショナルにリスナーの深部へと寄り添う。
ハードコア・ダンスホールとアンビエント・ミュージックの最も美しい邂逅、果てしなく永遠に続く絶頂はオプティグラムによるアートワークよろしくまるで現代美術家、杉本博司の「海景」を音像化したかのよう。マッシヴ・アタック、そしてブリアルのさらにその先へと深淵への探求の歩を進める衝撃のマイルストーンがここに誕生。
King Midas Sound | キング・ミダス・サウンド
ザ・バグとしても活動するケヴィン・マーティン、歌手で詩人のロジャー・ロビンソン、そしてヴォーカリストのキキ・ヒトミからなるユニット。2009年に Hyperdub から発表されたデビュー作『Waiting For You』で、サブ・エレクトロニック・ラヴァーズ・ロック、ダブ、スローでドープなヒップホップ変異体的エッセンスを内包したサウンドが話題となり、アポカリプスでFXまみれになりながらシューゲイズに奏でるライブ・スタイルで一躍有名になった。そして2013年には Ninja Tune への移籍とともに「Aroo」EPを発表。そのBサイドに収録された「Funny Love」における深淵な音色へのシフトがコンセプチュアル・コラボ・プロジェクト『Edition』シリーズ制作のきっかけとなった。4部作を予定している本シリーズの第一弾作品として名盤『Endress Summer』や坂本龍一をはじめとするYMOのメンバーとの親交も深いクリスチャン・フェネスを迎えた『Edition 1』をリリースする。
Tracklist
Side A
1. Mysteries / 2. On My Mind / 3. Waves / 4. Loving or Leaving / 5. Melt / 6. Lighthouse
Side B
1. Above Water / 2. We Walk Together / 3. Our Love
REVIEW
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