『Jim』はジェイミー・リデルである。この作品には彼の全てが凝縮されている。ソニック・サイエンティストであった彼がアップリフティングなソウル・レコードを作ることなど誰も予想してはいなかったが、彼はやってのけた。そしてオーディエンスと批評家、ミュージシャンは、彼のソング・ライティング、細かいプロダクション・スキル、そして何よりも素晴らしい声を大絶賛する。ジュールズ・ホランドは彼の大人気番組”Later”で一緒にピアノを弾き、サー・エルトン・ジョンはジェイミーのファンだと公言し彼のUSスタジアム・ツアーのオープニングアクトに抜擢(!)、ファイストは大ヒット作『The Reminder』で彼を才能溢れるアレンジャー(とバッキング・ヴォーカリスト)として見出し、ベックはジェイミーをレコーディングに参加させ、大規模なUSツアーにも参加させたのである。そんな喧噪をまるで楽しむかの如く、彼は更に大胆に新作を製作。リトル・リチャード、ジミヘン、スライ、マーヴィン・ゲイそしてプリンス、スティービー・ワンダー、、様々な影響をマッシュ・アップしたものと語る今作。
REVIEW
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