MICHAEL LIGHTBORNE の2作目はコヴェントリー環状道路をテーマとした『Ring Road Ring』。
MICHAEL LIGHTBORNE の『Ring Road Ring』。本作は巨大な構造物であるイギリスのコヴェントリー環状道路に伝わる低レベルの振動音から構築された作品。振動音をキャプチャーするためにコンタクトマイクを使い、道路を支えるコンクリートの様々な箇所で設置、録音されています。最初に収録されているトラックは、環状道路周辺のフィールド・レコーディングで構成されたコラージュで、それ以降のトラックはキャプチャーした音を素材に、環状道路に纏わる物語を詩的に解釈し構築しています。重荷となってしまったレガシーである巨大構造物のメランコリーが滲むサウンドスケープは、不思議な魅力を放っています。コヴェントリー環状道路は、第二次世界大戦で荒廃したコヴェントリーを再興するための、重要な計画の一部でした。しかし今となっては、見当違いのモダニズムのプロジェクトと見なされるようになり、問題を緩和するために、構造の一部解体、再利用のプロセスが現在進行中のようです。
300枚限定ヴァイナル。
Tracklist
1. Ring Road Ring / 2. Fortran / 3. Ring Road Reprise / 4. Moebius Loop / 5. Gordian Knot / 6. Shepherd Tone / 7. Ring Cycles
REVIEW
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