ALVIN LUCIER が1976年に Cramps レーベルよりリリースした『Bird And Person Dyning』が限定ヴァイナル再発。
ALVIN LUCIER の『Bird And Person Dyning』。アメリカ前衛音楽、実験音楽の至宝であり、David Behrman、Gordon Mumma、Robert Ashley と共に Sonic Arts Union を設立したことでも知られる ALVIN LUCIER が、1976年に Cramps レーベルよりリリースした本作『Bird And Person Dyning』が限定ヴァイナル再発。ALVIN LUCIER の素晴らしい初期2作品を収録。グロテスクなジュークボックスを構築するという、ALVIN LUCIER の夢から初期のインスピレーションを得た、人の声を中心に構築された「The Duke of York」と、2つのスピーカーと耳に差し込んだ2つのミニマイクによる共鳴、フィードバックを利用し音の探索をした「Bird and Person Dyning」を収録。
「Bird and Person Dyning」は、1971年に作曲され1972年にメトロポリタン美術館で録音されました。「The Duke of York」は、1975年に作曲および録音されました。
プロデューサー、出版者、グラフィックデザイナーである Gianni Sassi によってイタリア・ミラノで1973年に設立されたレーベル Cramps Records は、動機に利益がなく、ラディカルな創造性とグローバルな精神を持ち、多くの音楽イディオムの橋渡しを行い、実験音楽史の中でも最重要なレーベルの一つに数えられます。その僅か7年間のレーベル活動の中で編み上げたカタログの中には、John Cage、Gruppo di Improvvisazione Nuova Consonanza、Giusto Pio、Demetrio Stratos、Juan Hidalgo、Robert Ashley、Walter Marchetti、Cornelius Cardew、Raul Lovisoni / Francesco Messina、Alvin Lucier、Derek Bailey など、70年代前衛音楽の重要なタイトルが並んでいます。そのタイトルはCDでの再発はあるものの、何十年もの間ヴァイナルでの再発がされていないものが多く、この「Nova Musicha」シリーズを入手することは非常に困難でしたが、遂に COSTIN MIEREANU の『Luna Cinese』を皮切りにヴァイナル再発されました。
そんな Cramps レーベルの重要な初期タイトルがリマスター、オリジナルジャケットを美しく再現したゲートフォールド・スリーブ仕様で300枚限定ヴァイナル再発。
Tracklist
1. The Duke of York 20' 21''
2. Bird and Person Dyning 23' 54''
REVIEW
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