KATH BLOOM は80年代初めに、Sonic Youth や Jim O'rourke らに大きな影響を与えた孤高のギタリスト Loren Mazzacane Connors との共作による5枚の傑作アルバムを残しましたが、その後、現在にいたるまで音源のリリースを止めてしまった伝説のアーティスト/シンガーソングライターです。そのレコードは全てごく少数しかプレスされず、幻のレコードとして現在もかなりの高額で取引されています。
KATH BLOOMの音楽はアメリカンフォーク/カントリーのスタイルを基本にしながらも、繊細で優しく、また時にはエモーショナルに歌う彼女の歌は我々の耳に新鮮に響き、そして徐々にどこか懐かしい風景を思い起こさせます。バックの演奏は彼女の家族や地元の仲間のミュージシャンたちによるもので、ドラム、バイオリン、ベースなどが主張せずに寄り添うように演奏する中で彼女の歌声とギターがシンプルに優しく響きます。ジョニ・ミッチェルやニック・ドレイクなどを思い起こさせつつも、Ida やジュリー・ドワロンなどの新世代のシンガーとも近い温度を感じる、「いい歌」を愛するすべてのリスナーにお勧めするアルバムです。
Tracklist
1. Come Here / 2. Tired / 3. Fall Again / 4. Let's Go Walking / 5. Open Road / 6. Equal / 7. Work At Love / 8. Sand In My Shoes / 9. What Is Really Beautiful / 10. Love This Earth / 11. Little Flower / 12. A Homeless Dream / 13. It's Gonna Pay / 14. Calling Your Name
REVIEW
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