「聖なるミニマリズム」とも称されるエストニアの作曲家 アルヴォ・ペルトによる４作品を収録した『Silentium』。

ARVO PÄRT の『Silentium』。「holy minimalism (聖なるミニマリズム)」とも称されるエストニアの作曲家 ARVO PÄRT (アルヴォ・ペルト) による４つの作品を収録した『Silentium』。アルバムは、ボストンを拠点とする室内オーケストラ 'A Far Cry' による、アルヴォ・ペルトの最も有名な協奏曲「タブラ・ラサ」の第２楽章『Silentium』の未発表バージョンを中心に構成されています。

1984 年に ECM からリリースされた最もよく知られているヴァージョンのほぼ半分のスピードで『Silentium』を 'A Far Cry' が演奏しています。死にゆく人を癒す効果があることでも知られ、緩和ケア施設でよく使用される (ある患者が「天使の音楽」と呼んだことは有名です) この曲が、半分のスピードで演奏されると息を呑むほどに厳粛で、時間そのものが止まるかのように感じます。

アルバムには、これまでに録音されたアルヴォ・ペルトの音楽の中でも最も素晴らしい演奏がいくつか収録されています。「Vater Unser (トロンボーンと弦楽アンサンブル編曲)」、ピアニストの Marcel Worms による「アリヌシュカの歌劇変奏曲」のソロ・ヴァージョン、アルヴォ・ペルトの最も有名な作品の 1 つ「弦楽器と打楽器のためのフラトレス」のハンガリー国立歌劇場管弦楽団による演奏など、いずれも、これまで発表された作品同様、あるいはそれ以上に美しく厳かな佇まいが表出されています。

アルヴォ・ペルトの音楽と人生に対するアプローチは、彼が作る作品と同じくらい簡素です。彼はかつてこう言っています「私には何も言うことはありません…音楽は私が言うべきことを言います。そして、何かを言うのは危険です。なぜなら、もし私がすでに言葉でそれを言ってしまったら、私の音楽には何も残らないかもしれないからです。」

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Tracklist
A1. Vater Unser (Arr. For Trombone & String Ensemble) 3:30
Performer - Camerata RCO, Jörgen van Rijen
A2. Variationen Zur Gesundung Von Arinuschka 3:25
Performer - Marcel Worms
A3. Fratres For Strings And Percussion 8:54
Performer - Hungarian State Opera Orchestra, Tamás Benedek
B. Silentium 21:43
Performer - A Far Cry
Soloist - Alexi Kenney, Stefan Jackiw