自然に鍛造された岩壁のように自由に流れ生成された ANTONINA NOWACKA のカセットテープ作品『Lamunan』。
ANTONINA NOWACKA の『Lamunan』。ジャワ島のセプラワン洞窟で一人で鍛造し、ポーランドのモドリン要塞で録音された ANTONINA NOWACKA の『Lamunan』は、神秘的な闇と原初的な音楽形態を探求した作品です。これは傑作です。チャント、低唱、呻き、言葉なき嘆きなど、様々なヴォイスに自然のエコーがかかり、織り上げるように重ねられた室内合唱曲は、数百万年前の石垣の表層のように美しいレイヤーに縁取られています。自由に流れる組成物は、天然素材から鍛造され石のようであり、水、時間、そして孤独によって形に彫られているように見えます。Julianna Barwick などにも近い音楽性ですが、よりプリミティブであり環境との折り合いの付け方が非常に美しい作品です。
Tracklist
A1. Part 1 / A2. Part 2 / A3. Part 3 / A4. Part 4
B1. Part 5 / B2. Part 6 / B3. Part 7
REVIEW
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