これまでリリースしてきたシングル作品の延長線上にあるオーガニックなシンセのレイヤーは本作でも健在。様々な角度から光が差し込み、混ざり合うかのような音響処理はどこか抽象的でありつつも確固とした存在感を放っている。特にハイライトとなる15分超えの大作 "A Chance To Start Over" の壮大なサウンドスケープは圧巻。付属のボーナスディスクには echosopace [detroit] を主催する Stephen Hitchell のプロジェクト Intrusion 名義で、なんと全曲をリワーク。アルバムのアートワークが示す空や雲をイメージさせるオリジナルに対し、このリワークでは同じコードを用いつつも海の深い底を思わせるような音響空間へ。2枚双方でコントラストを楽しめるパッケージに仕上がっています。
REVIEW
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