ANGELE DAVID-GUILLOU の『En Mouvement』。イギリスの Village Green より、フランス人女性作曲家 Angèle David-Guillou の待望のセカンドアルバムがリリース。マイケル・ナイマン、ヤン・ティルセンあたりをも彷彿とさせる、エレガントで躍動感のあるモダン・クラシカル作品。今後のモダン・クラシカルシーンの重要アーティストとして注目したい女流作家です。

タイトルの『En Mouvement』はフランス語で「動いている状態」という意味で本作のテーマ。その言葉から得た、動き、ジェスチャー、ダンス、音楽のパート、反復、移動、感情の混乱や興奮などの様々なアイデアや、フィリップ・グラスの「Glassworks」、Thomas De Hartmann や George Ivanovich Gurdjief による動きのための音楽、フランスやスペインのバロック音楽、スーフィー教の書物、シュメール人のアートなど、様々な国や時代の文化からの受けた刺激を折衷させた、非常に壮大な内容の作品となっています。

そのテーマのように、ピアノ、管楽器、ストリングスによる反復を多用しながら常に変化を続けていくようなミニマルで美しいオーケストレーションが展開。前作よりもぐっとスケールアップし、エレガンスと力強さを内包する堂々とした貫禄すら感じます。

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Tracklisting
1. En Mouvement 05:59 / 2. V. For Visconti 02:36 / 3. Desert Stilts 03:50 / 4. Exocet 05:38 / 5. Vraisemblance 04:16 / 6. Respiro 05:16 / 7. Iznik Flowers 03:36 / 8. Pas de Loup 04:23 / 9. Too Much Violence 06:52