ADAM BRYANBAUM WILTZIE のソロ作『Salero』。A Winged Victory For The Sullen、Stars of the Lid のメンバーとしても知られるアダム・ブライアンバウム・ウィルツィーによるソロ・アルバム。憂いを帯びた情感が、儚げなサウンド・スケープを描く傑作モダン・クラシカル作品。

ソロとしてはアレクサンドル・ムーアの「The Yellow Birds」などさまざまな映画のスコアを手がけてきましたが、これまで長いキャリアのなかでほとんどリリースのなかったソロ作品となる本作は、マイク・プランケットが監督したボリヴィアのウユニ塩湖の「Saleros」という地域で塩を集めて暮らす一族をテーマにしたノンフィクション映画『Salero』のためのスコア。

ブリュッセルの彼自身のスタジオで録音されたギターとパーカッションと弦楽アンサンブルをもとに、最終的にハンガリーでブダペスト・アート・オーケストラによる弦楽オーケストラの録音が行われました。「果てしなく広がるかすかな輝きをはなつ塩の地の美しい映像に魅了されたわたしにとって、この音楽を作曲することはたやすいことだった」と語るように、ア・ウイングド・ヴィクトリー・フォー・ザ・サルンやヨハン・ヨハンソン、マックス・リヒターの諸作にも比肩する極めて美しくはかないポスト・クラシカル作品です。

国内流通盤のみボーナストラック2曲のダウンロード・コードつき。

ADAM BRYANBAUM WILTZIE

ブライアン・マクブライドとのプロジェクト Stars of the Lid では1993年のデビュー以来、Kranky からアンビエント～ドローンの名作をリリースし、いち早くポスト・クラシカルの領域にも踏み込み、そのシーンの発展に寄与してきました。アメリカの有力メディア Pitchfork 誌が選ぶ「The 50 Best Ambient Albums of All Time」において、20以内に2作品がセレクトされるアンビエント界の匠。そして、ダスティン・オハロランとのプロジェクト A Winged Victory For The Sullen では、ポスト・クラシカルの歴史に残る傑作を作り上げています。

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Track listing:
1. Armstrong Opening/Closing / 2. The Premonition / 3. Potosi / 4. Marcelo Intro / 5. The Few Of Us Left / 6. They Dream Of More / 7. Bring This Place To Life / 8. Transforming The Country / 9. Wealth Baby / 10. Using Magnifico / 11. It Ends With Me / 12. Colchani Is Changing / 13. Lithium, The New Era / 14. Salero End Credits (For Moises)