本作は2012年の冬に Taylor Deupree のスタジオの近くにある、4000エイカーの自然保護地区 Ward Pound Ridge で2人が行ったフィールドレコーディングを元に、12kスタジオで共同で作曲していったという作品。ハイドロフォン(水中マイク)を凍りかけの小川に設置して録った氷や凍った葉っぱを雪が流れる繊細な音、ブナの木の葉っぱが風に揺れる音、何百年も前からある岩を流れ落ちる囁くような雨音などのサウンドにインスパイアされ、それらをアルバムに注入しました。Seaworthy のつま弾くナイロン弦ギターの優しい音色やベル、スティック、メロディカなどの生音、そして時折聞こえるアナログシンセとフィールドレコーディングを組み合わせ、冬の生々しい冷たさの中に隠れる暖かさを見つけ出したような、静かで牧歌的な冬のサウンドスケープ作品。
REVIEW
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