INFANT / Face First In The Entangled (Cassette)

INFANT が有機的ネットワークのように作り上げられたカセットテープ作品『Face First In The Entangled』。

INFANT の『Face First In The Entangled』。『Face First In The Entangled』は、マッシュルームによって構築される様々な生命体の「有機的インターネット」のように作り上げられた INFANT によるカセットテープ作品です。様々な音が有機的に絡み合い変化するアブストラクト・ミュージック。

デトロイトを拠点とする INFANT こと Patrick Miller は、リーダーを必要とせずに「社会的変化」をもたらす真菌のシステムを模倣したものを本作品に取り込み、リード要素を避けて音のパッチを混ぜ合わせることを選択しています。作曲家の役割はここで見直され、INFANT はチェーン内の受動的な位置に後退したことにより、『Face First In The Entangled』の緻密な野生的な美しさへとつながりました。このプロセスは、粗末な Granular Synth のフリーウェアを胞子のシャワーとし、即興のボーカルをほとんど認識できないつぶやきに、フィールド・レコーディングとドラム・プログラムを遠隔パルスに変えました。演奏中の音の要素は互いに回遊し、自由に関連付けられ、アーティストが言うような「マイクロドラマ」を形成し、各要素は変化し異なる役割を果たします。ネットワーク化された音のもつれは内部回路に付着し、音をフィールドへ刺し、堆肥化されたサンプルが予期せぬ結果をもたらし、煌めき散らばり咲く林床へと変えます。

この作品は、アーシュラ・K・ル＝グウィンやアンナ・ツィングなど、伝統的なヒーロー物語を拒絶しようとした作家に触発され制作しています。

Tracklist
1. damp grale 02:15 / 2. claspt halve 04:04 / 3. compost 01:25 / 4. onseen crest 04:03 / 5. cradle mith 03:55 / 6. moltin pistil 04:23 / 7. cold clus 04:07 / 8. 2 skies in mith 04:52