「ノスタルジアの雲に共に墜ちようとする最後のやさしさに満ちたニュー・メモラビリア」
工藤冬里(マヘルシャラルハシュバズ)
『どろんこ雲』
どこにもいない人に逢いたい。その人がどういう人かわからない人の奏でる聴いたことのない想像もできない音楽を聴きたい。
郷愁ではない哀しみや親和のない優しさが、のようなものでなく、伝えられているのは、ぬけがらも自己の心やからだの一部だと思うことも歌い演奏する動機になっているからだ。
つかんだ瞬間になくなってしまう事、物、その他。
なくなってしまった瞬間に生まれる別の物、事、いろいろ。
しかし心はいつまでもありつづける。ありつづける無。
失われつづける時空にあり。
たけの墨を流して生まれた闇のような息吹きがここにある。
湯浅 学
REVIEW
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