■レイモンド・マクドナルドによるセルフ・ライナーノート
繊細で爽やかなメロディーから魅惑的かつ推進的フリージャズ、そして予測不能なインプロヴィゼーション ? 本作『BUDDY』は、ザ・レイモンド・マクドナルド・インターナショナル・ビッグバンドのデビュー・アルバムであり、同時に即興演奏を行うビッグバンド群の中のリーダー作であり、コンポーザーとしての発展を遂げた指揮者による重要な位置付けをされた記念塔でもある。
本作には8曲収録されており、全ての曲を通じて、ジャズの伝統を重んじながらもビッグバンドの即興には刷新的なアプローチを試みている。このバンドに参加している多くのレギュラー・コラボレーターは、アヴァンギャルド・ミュージック界で国際的に著名なパイオニアたちで構成されており、『BUDDY』はそういった国際的なコラボレーションの結果として集成されたアルバムである。
2008年8月、東京のライブ・ハウス BUDDY において収録された『BUDDY』は、日本の最も尊敬すべきインプロヴィゼーション・ミュージシャンを含む国際的に知れ渡ったミュージシャンたちをフィーチャーしている。例えば、名ジャズ・ピアニストの藤井郷子、プログレッシヴ・ロックのアイコンである吉田達也、破壊的に愉悦をもたらす八木美知依、そしてインスピレーション的な独創性が溢れる田村夏樹を迎えている。また、受賞経験のあるオーストラリアのピアニスト、アリスター・スペンス、ザ・ネックのギタリスト、ロイド・スワントン、そして元ソニック・ユースのギタリスト、ジム・オルークも参加している。
【参加メンバー】
ジム・オルーク (guitar)
ギデオン・ジュークス (tuba)
アリスター・スペンス (piano/keyboard)
ロイド・スワントン (double bass)
田村夏樹 (trumpet)
蜂谷真紀 (voice)
藤井郷子 (piano/keyboard/accordion)
トビー・ホール (drums)
レイモンド・マクドナルド (alto and soprano saxophones)
松本健一 (tenor saxophone)
八木美知依 (箏)
吉田達也 (drums)
REVIEW
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