当時 Richard D. James がいくつものコラボレーション相手と実験を繰り返すなか、しっくり意気投合したのが Mike Paradinas だったようで、酒を飲み、ふざけあい、リラックスしたムードは2人をシリアスな作風から離します。結果はこのアートワークのとおり、各々に眠るモンドでライブラリーでノベルティな趣味が爆発した、異色のお愉しみ録音が生まれました。
Richard D. James aka Aphex Twin (エイフェックス・ツイン)
1971年生まれ、イギリスはコーンウォール出身の言わずと知れたテクノ / アンビエントの鬼才。92年に発表した1stアルバム『Selected Ambient Works 85-92』はオールタイムベストにも君臨し、『…I Care Because You Do』、『Richard D. James Album』で魅せる不気味なイメージと刺激的な音は、あらゆる世代に影響を与えた。また、AFX、Caustic Window、Bradley Strider、GAK、Blue Calx などなど複数の名義を用いることで知られ、AFX や Caustic Window として発表した作品ではより荒々しいグルーヴが聴ける。2001年より13年ぶりとなるアルバム『Syro』にてグラミー賞を獲得し、つづくEPや最新作となる『Cheetah EP』において、いまだ Aphex ここにありの衝撃を与えた。90年代から現在にいたるまで、話題は尽きることがない唯一無二の人物である。
Mike Paradinas aka µ-Ziq (ミュージック)
1971年生まれのロンドン出身。93年に Diesel M 名義でデビューし、μ-Ziq としては同年に Aphex Twin の Rephlex Records から1stアルバムを発表。その後は Virgin からも数枚のアルバムをリリースし、IDMやアンビエントを更新していく数々の作品をつくりながら、95年にはレーベル Planet Mu を設立。現在ではダブステップやグライム、ジュークといったアンダーグラウンドの最新とともに、電子音楽の先を走る新人も発掘し、優れたプロデューサーを輩出しつづけるA&Rとしての才能も発揮している。
Tracklist
CD 1
1-1. Mr. Frosty / 1-2. Reg / 1-3. Jelly Fish / 1-4. Eggy Toast / 1-5. Vodka / 1-6. Winner Takes All / 1-7. Upright Kangaroo / 1-8. Giant Deflating Football / 1-9. The Sound Of The Beady Eyes / 1-10. Bu Bu Bu Ba
CD 2
2-1. Vodka (Mix 2) / 2-2. Portamento Gosh / 2-3. Waltz / 2-4. Brivert & Muonds / 2-5. Clissold Bathroom / 2-6. Jelly Fish (Mix 2) / 2-7. Organ Plodder
REVIEW
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