JON HASSELL の『Listening To Pictures (Pentimento Volume One)』アナログ盤。
ブライアン・イーノ、テリー・ライリー、デヴィッド・バーン、ピーター・ガブリエル、デヴィッド・シルヴィアン、ビョークとの歴史的共演の数々、そして ONEOHTRIX POINT NEVER、HUERCO S、VISIBLE CLOAKS ら現行人気アーティスト達もその影響を口にする、トランペット奏者でアンビエント、ニューエイジ・ミュージックの大家 JON HASSELL (ジョン・ハッセル) による9年ぶりとなる本作は、絵画のように音を重ね、剥離し作り上げられたアルバム。ジョン・ハッセル待望のオリジナル・アルバム『Listening To Pictures (Pentimento Volume One)』は、自ら設立した新レーベル NDEYA (インディア) からリリース。ダウンロード・コード付き。あらゆる音楽の解体、再構築、融合を繰り返し、無限の可能性への挑戦を続けるハッセルは本作において油彩における絵画的なテクニックをプロダクション・アレンジメントに反映させ、サウンドの上にサウンドを被せながらテクスチャーを解体、緻密に構成されたタイミングでトラックの骨組みを露わにしていく。『Fourth World』のリリースから40年弱、様々なサウンドに耳を傾けてきたリスナーにとっても、そのサウンドスケープは味わい深く、多くのリスナーが感嘆の声を上げることでしょう。
「ジョン・ハッセルのコンテンポラリー・ミュージック史における偉大さは、マイルス・デイビス、ジミ・ヘンドリックス、ジェームス・ブラウン、もしくはヴェルヴェット・アンダーグラウンドに匹敵する。」- The Wire
Jon Hassell | ジョン・ハッセル
トランペット奏者、作曲家。アヴァンギャルド史と現代音楽の発展において、ジョン・ハッセルは様々な役割を果たしてきた。ケルンでカールハインツ・シュトックハウゼンに師事し、テリー・ライリー『In C』(1968年)のレコーディングやラ・モンテ・ヤング『Theatre Of Eternal Music』に参加、パンディット・プラン・ナートからカルナティックの伝統的歌唱法を学び、楽器の技術やトランペットへのエフェクトの掛け方を習得した。多様な民族音楽への傾倒はブライアン・イーノの興味を引き、『Possible Musics』でハッセルとのコラボレーションへと昇華、デヴィッド・バーンとの共作『My Life In The Bush Of Ghosts』においても『Fourth World』流のアイデアが多く採り入れられた。また、トーキング・ヘッズの『Remain In Light』、ピーター・ガブリエル、デヴィッド・シルヴィアン、ビョークといったアーティストの作品に参加し、映画のサウンドトラックや舞台の音楽仕事もこなしている。次世代のアーティストにもその影響は波及しており、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー、フエルコ S、ビジブル・クロークスといったここ数年で台頭してきた人気アーティスト達も、ハッセルの音楽的影響に言及。2017年には Optimo Music から、ハッセルが後世の音楽史に与えた多大なる影響を讃えるコンピレーション『Miracle Steps: Music From The Fourth World 1983 - 2017』がリリースされた。
Tracklist
1. Dreaming / 2. Picnic / 3. Slipstream / 4. Al Kongo Udu / 5. Pastorale Vassant / 6. Manga Scene / 7. Her First Rain / 8. Ndeya
REVIEW
Related Items
-
-
DIE LIKE A DOG / Fragments of Music, Life and Death of Albert Ayler (2LP)
-
BRÖTZMANN | VAN HOVE | BENNINK & MANGELSDORFF / Outspan No. 1 (LP)
-
-
PETER BRÖTZMANN / MISHA MENGELBERG / HAN BENNINK - 3 Points And A Mountain (LP)
-
-
-
柳ジョージ+NADJAバンド / 祭りばやしが聞こえる (George Yanagi+NADJA BAND / Matsuri Bayashi ga Kikoeru) (LP)
-
-
-
-
森山威男 / スマイル (Takeo Moriyama / Smile) (LP - Clear Sky Blue Vinyl)