GROUPER の『The Man Who Died In His Boat』。Typeレーベルから2008年にリリースされたアルバム「Dragging a Dead Deer Up a Hill」と同時期に録音されていたという未発表楽曲を集めたアルバム。儚く、暖かく、朧気な白昼夢的サイケデリアを持った幽玄なヴォーカル・サウンドは唯一無二。

本作は「Dragging a Dead Deer Up a Hill」の方向性ととても近く、それまでの Grouper の特徴である深い霧のようなリヴァーブは少し和らぎ、可憐で幽玄な歌声、美しいメロディー、素朴なアコースティックギターのストロークがより際立つサウンド。

Grouper 作品の中では珍しいピアノの音を使った楽曲も。カセットテープ、ギター、エフェクター、ボーカルというシンプルなセッティングから生み出される、アナログ的暖かさと白昼夢的なサイケでリアを持ったヴォーカル・サウンドは唯一無二。タイトルの「The Man Who Died in His Boat」(ボートの中で死んだ男) は、実際に Liz Haris がティーンエイジャーだった頃に彼女の父親と浜辺で見た難破したボートを見たエピソードから来ているそうです。

- CDとアナログがあります。フォーマットを選択しご購入下さい。

Tracklist
1. 6 / 2. Vital / 3. Cloud In Places / 4. Being Her Shadow / 5. Cover The Long Way / 6. Difference (Voices) / 7. Vanishing Point / 8. The Man Who Died In His Boat / 9. Towers / 10. STS / 11. Living Room