阿部 薫 / 阿部薫 未発表音源＋初期音源 (4CD)

日本のフリージャズ史に深い爪痕を残した阿部薫の、未発表音源＋初期音源収録のCD4枚組。

阿部 薫の『未発表音源＋初期音源』。今回の阿部薫の4枚組CDは、2001年にリリースされすぐに廃盤となった1970年の高柳昌行との Station70 でのDUOの音源2枚に加え、ここ最近発掘された未発表音源が2枚。1枚は年代は1973年ということだけは特定しているが、日付や場所が特定出来ない阿部のソロ・ライブ。そしてもう1枚は、年代も詳しいことは特定できず、もちろん場所も特定できないが、その独特のグルーブを見せるプレイは、彼の全盛期である初期であることは間違いない、DUOのライブ。そして、一緒にやっているプレーヤーも特定できないという、かなり稀で貴重な音源となっている。阿部薫ファンにとっても、全く初めて耳にする音源であるとともに、日本のフリージャズ史に深い爪痕を残した、彼の独特のサックスプレイを、思う存分堪能できる、コレクターズアイテムである。

阿部 薫
1949年、川崎市に生まれる。
17歳で高校を捨て、新宿で青春を生きた。アルトサックスの奏法と理論を、ほとんど独学で構築。19歳のとき、川崎のジャズ喫茶でデビューする。以来、つねに屹立する音と魂とで日本フリージャズ史に独自の光跡を刻んだ。1978年、精神の極北へと飛び去る。29歳

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