官能的ミニマリズム、喜びに満ちた神秘性、そして物憂げな情感を携えた、ジャズシンガー ELIANA GLASS のデビュー・アルバム『E』が Shelter Press から。

ELIANA GLASS の『E』。オーストラリア生まれで現在はニューヨークを拠点に活動するジャズ・シンガー / ピアニストである ELIANA GLASS による、ピアノを主体とした幻想的で痛切なまでに心を揺さぶる官能的サウンド。ELIANA GLASS の実験的で即興的な作品は、Annette Peacock の官能的なミニマリズム、Carla Bley の喜びに満ちた神秘性、そして Sibylle Baier の物憂げな情感を想起させます。

ELIANA GLASS の簡素で瞑想的な音楽は、彼女の言葉を借りれば「日常生活の凝縮」を捉えていることが多く、それは彼女の作品のほろ苦く、儚く、抽象的な質感と背中合わせにあります。Shelter Press よりリリースされる ELIANA GLASS のデビューアルバム『E』は、ピアノとの生涯にわたる関係を優しく描いた作品であるだけでなく、人生のすべてを歌に凝縮した作品でもあります。

本作『E』には、ELIANA GLASS のソングライティングにおける曖昧な感情をさらに際立たせるように謎めいたエレクトロニックな要素もあり、バックグラウンドで流れる風を切るようなボーカル、万華鏡のようなシンセサイザーなど、これらの繊細で味わい深い音像は、1960 年代、そして 1940 年代の特殊なアナログ機器から生み出され、それらは彼女の激しい感情や断片的な記憶や夢を体現する媒体として機能しています。

ELIANA GLASS の錬金術的な歌声と鮮やかで飄々としたピアノの響きは、彼女独自のものであり、響き渡る美しさと、味わい深い曖昧さが織りなす珠玉の作品です。

- CDとヴァイナル LP があります。希望フォーマットのカートをご利用ください。


Tracklist
1. All My Life 05:02 / 2. Shrine 03:51 / 3. Good Friends Call Me E 03:55 / 4. Flood 03:08 / 5. Human Dust 07:45 / 6. Solid Stone 03:33 / 7. Dreams 02:10 / 8. Sing Me Softly Of The Blues 04:00 / 9. On The Way Down 02:55 / 10. Song for Emahoy 06:16 / 11. Da 03:33 / 12. Good Friends Call Me E (reprise) 02:21