LAWRENCE KUMPF が THE SHADOW RING の伝説的とも言える10年間の活動を包括的に提示した書籍『THE SHADOW RING 1992-2002』。

LAWRENCE KUMPF による『THE SHADOW RING 1992-2002』は、イギリスのミュージシャン Graham Lambkin、Darren Harris 、そして後に Tim Goss が参加した THE SHADOW RING の10年間にわたる活動・作品を包括的に提示した書籍 (英文)。CD、DVD は付属していません。

港町フォークストンの10代の若者達によって結成されたこの混沌としたバンド THE SHADOW RING は、伝説的とも言える10年間の活動を通じ非常に謎めいていて、鈍く緩い光を放つジャンクな奇想の地下音楽を奏でていました。

THE SHADOW RING は、８枚の LP、数枚の７インチ、大西洋の両側での一連の騒々しいライブ、そして謎めいた雑誌に取り上げられるなど素晴らしい爪痕を残しました。この本に収められたのは、モノグラフによる経歴調査、100枚を超えるカラー写真、転写された歌詞を含む包括的なディスコグラフィー、冊子、チラシ、ポストカード、その他の雑多なものを含む約 500 ページの書籍 (英文)。

この重要なコレクションは、バンドとそれに付随する伝説の深淵を探るだけでなく、メールオーダー・ネットワーク、ベッドルームでのレコーディング・セッション、全米を巡るカウチ・サーフィン、The Dead C、Harry Pussy、Charalambides、Richard Youngs、No-Neck Blues Band などの仲間との出会いなど、鮮やかなマイナー・ヒストリーを明らかにします。Ralf Wehowsky と Squirrel Nut Zippers を結びつける糸がここにあるように思われます。

バンドの浮き沈み (学生時代の始まり、初期の成功、最初のショーやツアー、人生の節目、そして Graham Lambkin のソロ・アーティストとしての段階的な成長) は、Blank Forms の芸術監督 Lawrence Kumpf による、バンドの歴史と小説を織り交ぜた大作で丹念に詳細に説明されており、気さくなスナップ、スケッチ、手紙、新聞の切り抜きなどの刹那な素材も散りばめられ図解されてもいます。