ALEXANDRA ATNIF の『Rhythmic Brutalism』。80年代のノイズ、インダストリアル・ミュージック黄金期のリスナーから昨今のエクスペリメンタル・テクノ・フリークまで魅了すること間違いナシ。ルーマニア出身で現在はLAを拠点とするアレキサンドラ・アトニフは、50-60年代、アリソン＆ピーター・スミッソンによって定義され、冷戦下の東西両世界で試みられた建築様式「ブルータリズム」にインスパイアされた音楽「リズミック・ブルータリズム」を提唱。これまで各国のレーベルからカセットをリリースし、昨年、自主制作CDを発表。

ALEXANDRA ATNIF は高額な機材を一切使わず、フリーウェアを駆使して生み出した、正に剥き出しのコンクリートのごときビートと装飾を削ぎ落としたトラック群は、エスプレンドー・ジオメトリコら偉大なる先人たちを彷彿とさせる凄み漂わせる。ミニマル・テクノの機能性を保ちつつ、クラブ・ミュージック通過後のノイズ／インダストリアル・ミュージックが失ったヴァイブス、凶暴性を感じさせる唯一無二のサウンドは、既存のインダストリアル・テクノとは一線を画している。

今回、自主盤アルバムをA.A 自身がリワークし、EM Records Edition とした新編集の『Rhythmic Brutalism　Vol.1』と、その続編で新作『同 Vol.2』を同時リリースする。ミニマル・テクノ寄りの『Vol.1』、より抽象的な『Vol.2』と印象は異なるが、全編に作家のブルータリズムがみなぎる渾身の内容。

- CDと限定2枚組ヴァイナルがあります。フォーマットを選択しカートに入れて下さい。
- CD版は『Vol.1』と『Vol.2』の2 枚組セットとなります（LP 版と同内容です）。
- 当店ではアナログ盤も『Vol.1』と『Vol.2』の2枚セット販売のみとさせていただきます (少々割安に設定)。