MIKE INK こと WOLFGANG VOIGTは、LOVE INC、M:I:5、WASSERMANN、STRESS など実に30以上(!)の名義を使い分け、シカゴ・アシッドからアンビエントまでを自在に行き来した90年代ドイツ・テクノシーンを代表する一人。MICHAEL MAYER らと共にジャーマン・テクノを代表するレーベル「KOMPAKT」のオーナーでもある。彼が使い分ける膨大な名義の中でもこの「STUDIO 1」は、BASIC CHANNELによって発明されたミニマル・ダブの手法を極限にまで推し進め、装飾を一切省き骨組みだけを提示したミニマリズムの大いなる実験であった。無駄ない極限にシンプルなミニマルトラックは、THOMAS BRINKMANN らと共にケルン・ミニマルと総称されるムーヴメントを作り出し、多方面に大きな衝撃をもたらした。MINUS の総帥にして現行テクノシーンのカリスマ、RICHIE HAWTIN によるCONCEPTシリーズの構想に影響を与えたというのも有名な話。
REVIEW
Related Items
-
-
DIE LIKE A DOG / Fragments of Music, Life and Death of Albert Ayler (2LP)
-
BRÖTZMANN | VAN HOVE | BENNINK & MANGELSDORFF / Outspan No. 1 (LP)
-
-
PETER BRÖTZMANN / MISHA MENGELBERG / HAN BENNINK - 3 Points And A Mountain (LP)
-
-
-
柳ジョージ+NADJAバンド / 祭りばやしが聞こえる (George Yanagi+NADJA BAND / Matsuri Bayashi ga Kikoeru) (LP)
-
-
-
-
森山威男 / スマイル (Takeo Moriyama / Smile) (LP - Clear Sky Blue Vinyl)