CONRAD SCHNITZLER の『Filmmusik 1』ヴァイナル。

CONRAD SCHNITZLER の『Filmmusik 1』。Tangerine Dream や Kluster のオリジナル・メンバーで、ジャーマン・エレクトロニクスの鬼才、故コンラッド・シュニッツラーのアーカイブより発見された「Filmmusik 1975 A」と、｢Filmmusil 1980 B」と記された2つのテープをコンパイルしたアルバムが Bureau B よりリリース。

シュニッツラーの長年の音楽パートナーで、彼のアーカイブの管理者、Wolfgang Seidel により発見されたこれらのテープは、実際にどの映像に使われたのかというのは不明とのことですが、彼の音楽制作過程がよくわかる内容となっています。個々のトラックをカセットに録音してそれらを組み合わせる手法で、「カセット・コンサート」と呼ばれるライブでもそれらのテープを使用していました。浮遊感のあるメロディー、催眠的なベースライン、ストイックなリズム、ダークなドローンなどを多様に組み合わせながら、様々なヴァリエーションを生み出しています。シュニッツラーの音楽を知るための貴重な１枚。

1960年代にヨゼフ・ボイス門下生としてアートを学び、その後ベルリンを拠点にタンジェリン・ドリーム、クラスター (KLUSTER) などのバンド活動を経てソロ活動で孤高のサウンド・スタイルを確立。

Tracklist - Ten untitled tracks.