ALTZ / Escape - The Reconstruction of ''Isophonic Boogie Woogie'' (LP)

ALTZ による『Escape - The Reconstruction of Isophonic Boogie Woogie』。あの怪作にして奇作の大傑作、ローランド P. ヤングの『アイソフォニック・ブギ・ウギ』を ALTZ が丸ごと大改造して再構築した『Escape - The Reconstruction of Isophonic Boogie Woogie』。トリッピーなフリージャズとアシッドディスコが核融合して生まれた音楽変異体。

ALTZ がローランド P. ヤングの『アイソフォニック・ブギ・ウギ』[ EM1045CD/LP ] を丸ごと大改造して再構築。千住宗臣（ex-ボアダムス）の生ドラム＆パーカッションをフィーチャー、DJ Kensei も参加した、もはやリミックスなんて気安く呼べる次元ではない、ローランドと時空を越えて行ったクロスオーヴァー・ディープセッション。　これはアルツ渾身のソロ・アルバムであり、もうひとつの『アイソフォニック・ブギ・ウギ』。

Roland P. Young / Isophonic Boogie Woogie
70年代後半に自主制作された特異なスピリチュアル・アンビエント・ジャズ・アルバム。アフロ・ミュージックとエレクトロニック・ミニマル・ミュージックが出会った比類なき作品。　'60年代?'70年代にサンフランシスコのアンダーグラウンドFM局でDJ・番組プロデューサーを勤め、ミュージシャンの活動と併行し、音楽／思想／宗教／政治のメッセージを発信し続けた人物。'70年代初期にはスピリチュアル・ジャズのインフィニート・サウンドのリーダーとしてアルバムを発表。ところが、過激な言動が問題となりFM局から解雇。それを期に、78年から2年あまりの制作期間を経て自主制作で発表したのがこの1stソロ・アルバム『アイソフォニック・ブギ・ウギ』である。彼の言を借りれば、本作は彼がミュージシャンとして目覚めて以来25年、エレクトロニック／アコースティック、アンビエンス、ジャズとの道のり、室内楽、ミニマリズム、ワールド・ミュージック、それらの出会いを統合したものであり、それがまさにひとつに鳴り響いている。自己内宇宙へのインナートリップを促す他に類のない冥想の作品であり、今も説得力を持って迫るものである。

■曲目詳細　（※[ ]内の'' '' は素材とした原曲の題名）
●01. Crystaliquid Sky (15:45)
[based on ''Crystal Motions'']
Editing and programming by Altz.
●02. Magenta Loops (6:35)
[based on ''Magenta Sky'']
Electric bass, guitar and synthesizer by Altz.
Drums by Muneomi Senju, recorded by Kabamix at Free People Studio.
●03. Velvet Dreamin' (9:10)
[based on ''Velvet Dream'']
Electric bass and programming by Altz.
Drums by Muneomi Senju, recorded by Kabamix at Free People Studio.
●04. Fly Times (2:00)
[based on ''Flutter Fly Flounce'']
Noise, editing and programming by Altz.
●05. Stillness with DJ Kensei (D'n'B version) (6:13)
[based on ''Flutter Fly Flounce'' and ''Stillness'']
Disc scratching by DJ Kensei.
Editing and programming by Altz.
Percussion by Muneomi Senju, recorded by Kabamix at Free People Studio.
●06. Funks (5:08)
[based on ''Loveliness'' and ''Row Land'']
Drum machine, editing and programming by Altz.