THE AUTOMATICS GROUP の『Summer Mix』。THE AUTOMATICS GROUP が2011年にCDのみでリリースしていた難解な？怪作？『Summer Mix』を２枚組アナログ盤として The Death Of Rave からリリース。ポップなダンスミュージック・スタイル「EDM」のアンセムをミックスしサンプリング・ソースとしたサウンド・アート作品で、その周波数によってコードが構築される数学的なアプローチが用いられ、 極端に圧縮され生成される高周波域のヒスとハムのノイズが霧状に舞い散り、 低周波域は欠落し僅かに残されたビートが小さく脈を打つ、正にデス・オブ・レイヴな奇怪なダンスミックスへと変貌。

全く発想やプロセスは異なるが、Basic Channel、Gas (Wolfgang Voigt)、Deepchord などが表現してきたダブ・テクノの果てに現れるような極北のサウンド・スケープ。その後のヴェイパー・ウェイブのプロトタイプとも言えるようなコンセプトです。

このサウンドは間違ってもミックスCD的に捉えないでください（捉えないと思いますが）。

First vinyl issue in 2LP edition of 500, first 180 copies include one of three 12'' x 12'' colour prints

THE AUTOMATICS GROUP
Trevor Wishart、Mark Fell なども在籍していたヨーク大学の音楽研究所の一員でもある Theo Burt によるプロジェクト。 Russell Haswell 主宰の「OR」より EMS VCS3 のシンセサイザー を探求した作品『Auto 17』(2010)、 EDMのアンセムをサウンド・プロセスした作品『Summer Mix』を2011年に発表。別のプロジェクト「Colour Projections」ではインスタレーション、ライブ・パフォーマンスを軸にオーディオ・ヴィジュアル作品を展開、コンピューターをベースに独自のオートマチックなシステムを用いたソニック・アート作品を作り上げている。

Track listing:
A1. Swedish House Mafia/PJ Feat. Velvet/Roll Deep/Paul Van Dyk/Deepest Blue/Supermode
B1. Deadmau5/Mason Vs. Princess Superstar/Riva Starr/Sash!/Motorcycle/4 Strings/PPK/DHT/Tiësto (Part 1)
C1. Deadmau5/Mason Vs. Princess Superstar/Riva Starr/Sash!/Motorcycle/4 Strings/PPK/DHT/Tiësto (Part 2)
D1. Sonique/Grace/Gouryella/Roger Sanchez/Eric Prydz