サウンド / ビジュアル・アーティスト KEN IKEDA による2007年の名作『Mist On The Window』がヴァイナル・リリース。

KEN IKEDA の『Mist On The Window』。サウンド / ビジュアル・アーティストの KEN IKEDA (池田謙) が2007年に Spekk から発表した名作『Mist on the Window』 が初ヴァイナル化。本作は、板に釘を打ち付け、まるで星座のように輪ゴムを貼りめぐらせた本人による自作弦楽器と DX7 (シンセ) を組み合わせ、「音のゆらぎ」をテーマにした作品。丁寧に録音されたその「ゆらぎ」は時間を繊細に紡ぎ、儚い郷愁のアンビエンスを伴った没入感のあるエレクトロアコースティック作品。

Touch レーベルからファースト「Tzuki [Moon]」(2000年) とセカンド「Merge」(2003年) をリリース、そして2007年に本作『Mist On The Window』をサードアルバムとしてリリース。その後、インスタレーションなどを行う傍ら、横尾忠則や森万里子氏の展示にも楽曲を提供し、コンピューター音楽のパイオニア CARL STONE と巨大なダム内で録音された共作「DAM」をはじめ、イギリス実験音楽シーンの重鎮 DAVID TOOP、 日本のジャズ・サクソフォーン奏者・坂田明らとの共作、オーストラリアの作曲家 LAWRENCE ENGLISH が主宰するレーベル ROOM40 からの作品などで知られる、プリミティヴで独創的な電子音を放つ音楽家兼美術家・KEN IKEDA (池田謙)。

池田謙自身の音楽観が綴られたライナーノーツが付いてアナログ盤でリリース。リマスタリングを畠山地平が担当。


Tracklist
A1 Diary / A2 A Part of Shunkin / A3 Mist On the Window / A4 String Purification / A5 From Horizon
B1 Iconography / B2 Rustle / B3 Day Moon / B4 'Iki' / B5 Sawaribrato