BRIAN ENO の『Panic Of Looking - Brian Eno And The Words Of Rick Holland』。｢詩」と「声」の音楽的実験の探求し高い評価を得た『Drums Between the Bells』の姉妹作です。

英詩人リック・ホランドの詩と生み出されたコラボ作『Drums Between the Bells』は、多くのイーノ・ファンに「アルバムの総決算的作品」と評され、世界中のメディアから高評価を受けたのも記憶に新しい。それから4ヶ月、この驚くべきスパンで届けられたのはリック・ホランドのレコーディング・セッションから誕生したアルバムの姉妹作ともいえる『Panic of Looking』。本作は「ポスト・エブリシング」な今の時代における作詞・作曲プロセスの可能性を追求し続けることで誕生。

これらのすべての要素が詰まった全体の統一感はさらに高まり、このプロジェクト全体の最後のワンピースとしての役割をみごとに果たしている。

イーノ本人の手によるオリジナル・ アートワークは、この一連の作品群を締めくくる完成型にふさわしい。

The Sunday Times Culture 誌は、「これらの詩は歌われてはいない。音楽は単なる背景となることを拒み、頻繁に前面へと飛び出してくる。時には予想外なほど前面へと。そして普段歌の歌詞を聞き取るのと同じように、我々はこの言葉の意味を捉える。つまり楽曲は紛れもなく歌的 (songlike) なのである」と解説。
Uncut 誌は、イーノの音背景について「これはリック・ホランドの詩をヴォーカルへと演出したもののために存在する。リック・ホランドの詩は、細部にまでこだわった超現実的なイメージを生み出し、偶然と策略の間に存在する境界線をあいまいにするイーノの音楽と調和するように並列に配置されている」と評しています。

- CDとアナログ (DLコード付き) があります。フォーマットを選択しご購入下さい。

Tracklist
1. in the future / 2. not a story / 3. panic of looking / 4. if these footsteps / 5. watch a single swallow in a thermal sky, and try to fit its motion, or figure why it flies / 6. west bay