TYONDAI BRAXTON の『Central Market』。Battles (バトルス) の頭脳、TYONDAI BRAXTON (タイヨンダイ・ブラクストン) が７年ぶりにリリースしたアルバム『Central Market』大胆且つ緻密なアヴァン・ロック。180g豪華ヴァイナル+ダウンロード・コード付き。

それまでのロックの概念を覆し、音響系やポストロック、実験的インディー・ロックに多大なる影響を及ぼしたモンスター・バンド「Battles (バトルス)」。そのバトルスの頭脳でもある、タイヨンダイ・ブラクストンが作曲、アレンジ、プロデュースの全てを手がけた7年降りのソロ・アルバムを Warp Records よりリリース。

オーケストレイテッド・ループを基盤にしつつ、これまでとは根本的に異なる手法でアルバム制作に取り組んだ。ドラム、パーカッション、ストリングス等のゲスト・ミュージシャン達を迎えたことに加え、特に注目すべきは、ザ・ワードレス・ミュージック・オーケストラの起用が挙げられる（レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドがオーケストラ・コンサート時に共演した新進気鋭の若手アンサンブル）。更にキーとなったのがイーゴリ・ストラヴィンスキーが1917 年の交響作品『Song of the Nightingale』。

「オーケストラ作品を作ろうと思ったきっかけがこの作品なんだ。間違いなくこのプロジェクトにおいて参考にしたアーティストだ。」

ソロとしてのアプローチとバトルスでのアイデアをオーケストラとうまく融合させるために、エレクトロニックとアコースティックの機材を上手くミックスさせることにこだわり、その結果両方の機材を駆使した爽快でダイナミックなハーモニーが創り上げられている。バトルス・ファンはもちろんのこと、音響系やポストロック、また先鋭的なインディー・ロックを追いかけるリスナーから現代音楽リスナーまでもが決してスルー出来ない、シーンに一石を投じる革新的ロック・サウンド。