FRANCISCO LOPEZ / Untitled #284 (CD)

FRANCISCO LOPEZ の作品 "Untitled #284"！！音響という言葉が流通する以前から、一貫してミニマルな音響の弱音から強度を持ったインダストリアルまで創り続けているサウンド・アーティスト Francisco Lopez が、ポルトガル・リスボンにある Teatro Maria Matos 劇場の ”Dia da Abundacia” というイベントの為に制作した作品「Untitled #284」。

オリジナルの素材となっているフィールド・レコーディングは1992年の春にリスボンで録音されたもので１曲４３分の作品。さまざまな環境音を斬新に変化させ、静寂と狂気が入り乱れるようなシネマティックなサウンドスケープを作り上げています。

プレス資料には Jean Baudrillard 著「Why hasn’t everything already disappeared?」から抜粋文が掲載されています。

『全てのイメージの裏側で何かが消えてしまっている。それが魅力の源である。すべての仮想現実という形のものの裏側では実世界が消えてしまっている。それが我々を魅了する。我々は実世界や現実性を崇拝しているが、これが現在の不安の源である。実際に我々は実世界を崇拝しているのか？それともその消失のほうなのか？』

Tracklist - 1. Untitled #284 43:01