ポール・Ｄ・ミラー (PAUL D.MILLER a.k.a. DJ Spooky) / リズム・サイエンス (book)

ポール・Ｄ・ミラー (PAUL D.MILLER a.k.a. DJ Spooky) による『リズム・サイエンス』。サンプリング -（共(コモン)）を開く。ヒップホップやジャズなどのブラック・ミュージックから現代音楽、果てはメタルまでを往還する境域のミュージシャンＤＪスプーキーの本名ポール・ミラー名義による渾身の音楽論。近／現代思想を核に、音楽、映画、小説、詩をサンプリングしながら、豊穣なる〈共〉への道を探る２１世紀の関係の詩学。 本邦初訳。

ミックスＣＤ 付 / 上野俊哉・解説

ポール・Ｄ・ミラー（a.k.a. ＤＪスプーキー）著
上野俊哉 訳　今西玲子 訳
四六判／174頁

PAUL D. MILLER (aka DJ Spooky) は、作曲家、マルチメディア・アーティスト、ライターであり、その作品は様々なジャンルを融合し、グローバル・カルチャー、環境および社会問題へと聴衆を深く誘います。PAUL D. MILLER は、Metallica、Chuck D、Steve Reich、Yoko Ono など、様々なアーティストとコラボレーション、レコーディングを行なってきました。彼の大規模なマルチメディア・パフォーマンス作品には、D.W.グリフィスの無声映画「國民の創生 (The Birth of a Nation)」の再想像として書いた曲「Rebirth of a Nation」(演奏: クロノス・カルテット)、ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージックの委托による「Terra Nova: Sinfonia Antarctica」、2014年のソウル芸術大学でのレジデンシー期間中に、Nam Jun Paik と John Cage にインスパイアされ書かれた「Seoul Counterpoint」などがあります。