SOSO が2007年にリリースしたアルバム『Tinfoil On The Windows』。世界の悲しみを歌う酒宴の歌。ピアノ、チェロ、ギターなどの生音のサンプリングだけで構築する叙情性溢れる独自のプロダクションと、淡々と語りかけるようなポエトリーライムに加え、ファルセット・ヴォーカルの美しさが心を強く揺さぶる。

熱狂的に支持されるアーティストSOSO。後悔と諦観、孤独と絶望。そして、愛と信仰を歌う孤高の詩人。HIP-HOPというジャンルの枠を越えて多くの人々の琴線に触れた感動の傑作「Tenth Street And Clarence」(2nd album) から2年。カナダが世界に誇るアーティストSOSO、待望のニューアルバムが遂に完成。前2作においては、ヴォーカル、プロダクション、アートワークに至るまですべて自分ひとりで手がけていたが、本作は、地元カナダのアーティストであり、ライヴでのサポートも受ける盟友メイビー・スミスことコリン・スクラペクとの共同プロデュースという形を取っている。ピアノ、チェロ、ギターなどの生音のサンプリングだけで構築する叙情性溢れる独自のプロダクションは、よりギターを中心に据えたポストロック的アプローチになり、ダイナミックなスケール感を獲得しながらも、SOSOならではの叙情性と寂寥感が溢れた極めて美しい世界を展開している。さらに、淡々と語りかけるような特徴的なポエトリーライムに加え、ニール・ヤングを意識したような唄法を取り入れたファルセット・ヴォーカルの美しさに心を強く揺さぶられる。

＊日本盤のみライナーノーツ／対訳付



Tracklist
1. Rubber Rings / 2. Company Of Chairs / 3. All The Useless Things These Hands Have Done / 4. The Names Of All The Trees / 5. Your Mom Is In The Next Room / 6. Floorboards And / 7. One Eye Open / 8. For A Girl On A Faraway Hill