LAMINE TRAORE / Ho Duniya (CD)

LAMINE TRAORE の『Ho Duniya』。アリ・ファルカ・トーレ、サリフ・ケイタを生んだ音楽大国、西アフリカ、マリ共和国。国際的なフェスにも多数参加し、地元でも注目度抜群の若手バラフォニストのラミン・トラオレのデビューアルバムが日本初上陸です。

アフリカ大国の西に位置するマリ共和国。音楽の宝庫と言われるこの国では日常に音楽が溢れ、人々の生活の一部でもあります。その中でもマリの伝統的な楽器、リズムをベースにしたラミン・トラオレの音楽は、サルサやジャズの要素も入れており、アフリカ音楽といえど構えることなし、日本人のリスナーの耳にもすぐに馴染んできます。本作はバラフォン、ジェンベ、ドゥンドゥン、ンゴニ、コラ、バラ・・・　沢山の音による複雑なリズムとバラフォンの音色のようなラミンの歌声、女性ヴォーカルによって彩られ、開放的で音楽的快楽に満ちたサウンド。

本作はマリ共和国にて録音/製造、CDRとカセットテープにて自主流通していたラミン・トラオレによる1stアルバムの国内盤である。何種類もの伝統楽器をプレイする一方で、若手の演奏家らしく、サルサ、ジャズ等のリズムから自分の感性で創造した曲たちを盛り込んだ一枚。曲のタイトルが「おしゃべり」、「困難」、「貧しさ」など比較的日常生活に近いのは、音楽と生活が密着したお国柄とも言えよう。もともと少量製造、販売、国内にも少数輸入されてはいたが、国内盤としての本格的な紹介は今回が初めてとなる。

Track List:（全12曲）
01. Nafigi （ほらふき）
02. Denmisenw （こどもたち）
03. Baro （おしゃべり）
04. Musow （おんなたち）
05. Sanma （思い出）
06. A waa dabole （再開）
07. Dugu ka di （素晴らしき故郷）
08. Lamini nana （ラミン登場）
09. Ho Duniya （人生）
10. Siki gelenma （困難）
11. Sege （貧しさ）
12. Tunga （異国の人）