TAMARU の "Figure"。横川理彦、杉本佳一とのバンド「installing」のリーダーであり、ソロではベースの即興演奏と音響工作作品の発表を続けている音楽家 Tamaru の、ベース演奏の録音作品としては2000年発表の basso continuo 以来２作目となるソロアルバムが登場。収録された８トラック全てが無編集・ノンオーバーダブの即興演奏（2007年5月録音）。ベースとエフェクターで紡がれる音の波は、互いを消し合うことのない層を成し、時に強い倍音のうねりを描き出し、深い沈思を促すと同時に、魂の底にある情を静かに揺さぶります。決して特別でない楽器の持つ、限られたヴォキャブラリーで、これだけ豊かな表現が展開されることに驚かずにいられません。 Tamaru 本人による録音とマスタリングの質の高さも保証付き。「それまでのベース演奏の集大成」とは本人の弁。パッケージは「trumn」レーベル特注の縦型紙ジャケット。アートワークは昨年アルバムが日本でもヒットしたシンガポールの男女デュオ、aspidistrafly が担当。