ARTHUR RUSSELL の伝説的なライヴをキャプチャしたアルバム『Instrumentals』が Rough Trade からヴァイナル再発。
ARTHUR RUSSELL の『Instrumentals』。アウトサイダー・ディスコからアンビエント、即興フォークまでレフトフィールドを縦横無尽に駆け回った ARTHUR RUSSELL が、Yuko Nonomura から贈られた「雲」の写真に触発され作曲したという『Instrumentals』。ニューヨークの The Kitchen (1975 and 1978)、Franklin St. Arts Center (1977) での伝説的なライヴをキャプチャしたアルバム『Instrumentals』が、Rough Trade 盤としては初となるヴァイナル再発。繊細なミニマリズムと、流れる雲のような郷愁漂う柔らかな音像が、マイケル・ナイマン、アルヴォ・ペルトあたりにもどこかで繋がっているようにさえ思えてくる、さまざまなコンテクストを孕んだ大傑作です。中でも「Instrumentals Vol. 2」はただただ素晴らしいです。Ernie Brooks、Rhys Chatham、Julius Eastman、Jon Gibson、Peter Gordon、Garrett List、Andy Paley、Bill Ruyle、Dave Van Tieghem そして Peter Zummo といった、その時代のダウンタウンの新しい音楽シーンで活動していた面々がフィーチャーされていることにも注目です。
ピッチフォークをして「ARTHUR RUSSELL 最大の功績のひとつ」と賞賛される本作は、アメリカのポピュラー音楽史におけるバブルガムやイージーリスニングに潜む音の魔法をテーマに作曲され、ミニマルで柔らかな音像が深く胸を打つ伝説的パフォーマンス「Instrumentals Vol. 1」と「Instrumentals Vol. 2」を収録。さらに2台のフェンダー・ローズ・ピアノのために作曲・演奏されたミニマル・アンビエント「Reach One」と Arnold Dreyblatt にインスパイアされたという電子トーンジェネレーター、キーボード、ハドソン川のタグボートの轟音などの環境音を録音した「Sketch for ‘Face Of Helen’」をカップリング。
Tracklist
01. Instrumentals Vol. 1 (Part 1 - 10) / 02. Instrumentals Vol. 2 (Part 1 - 5) / 03. Sketch for ‘Face Of Helen’ / 04. Reach One
REVIEW
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