THOMAS ANKERSMIT の６作目となるアルバムは、20世紀実験音楽のアイコン Maryanne Amacher の音響学コンセプトに基づく作品『Perceptual Geography』。

THOMAS ANKERSMIT の『Perceptual Geography』は、カールハインツ・シュトックハウゼンに師事し、ジョン・ケージ、アルヴィン・カラン、デヴィッド・バーマンともコラボレーションを行なった、20世紀実験音楽のアイコン Maryanne Amacher によって展開された音響学コンセプト『Perceptual Geography』を、サージ・モジュラー・システムを駆使しエミュレートした作品です。

本作は、ベルリンの CTM とアムステルダムの Sonic Acts から委託され、2018年から2019年のライブ・パフォーマンスのために緩やかに構成された作品として制作され、GRM Acousmonium によって初演されています。

ヘッドフォンではなくスピーカーから大音量で聴いて下さいとのこと。

28ページのブックレット付き。

Thomas Ankersmit (1979年オランダ生れ)
ベルリンとアムステルダムの間に住むミュージシャン兼サウンド・アーティスト。彼の作品は、細部にまでこだわっており、耳音響放射と超低周波音を使用することで、強烈な物理的および空間的体験を引き出します。通常、Maryanne Amacher の楽器をデザインしたセージ・チェレプニンによって開発されたサージ・シンセサイザーを使用。アメリカの作曲家 Phill Niblock や Kevin Drumm、イタリアの作曲家 Valerio Tricoli など、先鋭的ミュージシャンとも定期的にコラボレーションを行う。

Track listing: 1. Perceptual Geography