2002年に故ジョン・ピールの人気ラジオ番組のために録音されたこのセッションは、デビュー作とセカンド『Finally We Are No One』との過渡期という、バンドとしての創造性がまさに開花しようとする初期ムームの姿を垣間見ることができる。ギーザが脱退する前のオリジナル・ラインアップでの録音というところも、ファンには嬉しい限りだ。
【バイオグラフィー】
アイスランドの首都レイキャビークから登場した四人組、ムームのファーストは、イギリスだけでも40以上の雑誌で2000年のトップ10アルバムに選出される。エレクトロニカ、ミニマル・ミュージックなどを絶妙に混合させたそのサウンドは、始めから到底エレクトロニカだけには収まらない多様な側面を内包していた。牧歌的で心暖まるエレクトロニクスに、アコーディオンやグロッケンシュピール、ワーリッツァー、メロディカ、トランペットなど、アコースティック楽器をふんだんに織り重ね、人肌の温もりを感じさせるプロダクションを実現させている。MUM を結成後、アルヴァルが偶然拾ったエイフェクス・ツインのカセット・テープに触発されてエレクトロニック・ミュージックの制作へと携わることとなる。同郷であり親交の深いシガー・ロスのファースト・アルバム・トラックのリミックス(『Von Brigdi (Recycle Bin)』)、及びキッチンモータースなどのレーベル・コンピレーションへ参加。2002年、シガー・ロスの作品を発表していることでも知られるUKのFatCatよりリリースしたセカンド・アルバム『Finally We Are No One』で、彼らの人気は決定付けられることとなる。2004年に発表された『Summer Make Good』で不動の地位を築き Fuji Rock Festival に参戦。2006年にグンニとアルヴァルの2人によるDJセットで Summersonic に参戦している。
Tracklist
01. Scratched Bicycle / Smell Memory / 02. Awake On A Train / 03. Now There’s That Fear Again / 04. The Ballad Of The Broken String
REVIEW
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